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介護人メイルの、悔悟、改悟、開悟、戒護。
 
 
 
 
 
 

介護を超えて、悔悟のままに、「ジュード・ロウ」のごとく-5!

 
メイルの中で、今、大きな変化と新たな決意が生まれている。
「オール・ザ・キングスメン」のジュード・ロウと出会ったことで、完全に過去との決別ができたからである。
それは、青春時代の思い出からではない。
悔悟に明け暮れた介護からである。
メイルが生きてこの世で呼吸する限り、死ぬ瞬間まで、メイルの両親は心の中で生き続けると確信したからである。
そう。命より大切に思えた喋ることができなくなってしまった母親は、間違いなく一刻も早く向こうに行きたかったはずと思うし、母親なしの人生設計をしていなかった父親も母親のそばに行きたかったはずと思うようになれたからでもある。
「後は、ボクがいつ二人のそばに行くかだけ…」
メイルは心の底から、思えるようになっている。

それにしても、ジュード・ロウの甘え方には、ほとんど呆れさせられる。
そして、メイルは、ジュード・ロウと違って、まだまだ青春時代よりも感動的な恋愛ができると信じてもいる。
これでは、悔悟どころか、後悔の人生だろうが…と憐憫を感じている。
そして、ジュード・ロウに教えてあげたい。
「知らないことは傷つけない(What you don't know won't hurt you)ではなく、知らないことは感動も与えてくれない(What you don't know won't move you)」と…。
それより何より、「青春時代の思い出は、快適で美しくないからこそ、すばらしいのでは」と…。
どちらにしても、メイルは、その自分の重い固体の塊を火葬場まで持ってゆくと決心してもいる。
というのも、結局、ジュード・ロウも最後に自分で「知らないことは、自分が悪いということに気づかない(What you don't know is that you're wrong)」と結論するからである。

では、そのことに注意しながら、ジュード・ロウの女々しい独白を聞いてみよう。
「これは随分昔のことである。振り返って考えれば、物事は確定的ではなく、どうするべきかわかっていれば、物事の方向を変えておきたかったことばかりである。彼女は完璧だった。子どもの頃からそうだった。だから、オレは彼女を昔のように懐かしく思っていたかったし、成熟した姿もそのままにしておきたかった。もちろん、その時の彼女の艶めかしさを考えればそんなことは到底無理だった(This was years,you understand.Back when things weren't set in concrete.
Back when you had a way of changing the course of things.If you knew how.She was perfect.She had always been perfect.I wanted to keep her that way…and like this , to be young and older …somehow.Of course that's not what it looked like to her)」
メイルはバカも休み休み言えと思う。
どんな恋愛だって、その時の相手を受け入れるしかないはず。
しかも、ジュード・ロウの彼女は、愛についてここまで言っているのである。
「愛は高飛び込みのようなもの、あるいは溺れるようなもの(She said it was like jumping off the high dive,love was.Or like almost getting drowned)」
それを長い間、正直わからなかっただなんて、ジュード・ロウはあまりにも無知蒙昧。
では、なぜ裸になった彼女に手を出さなかったのか…。
「それは高潔さのせいではなかった。自分に言い聞かせただけだった。若いんだから焦ることはないとも思った。それ以上にそうしてしまったら二人の間から何かが奪われ、そこに二人の知らない何かが現れてしまうと感じたからだった。それは結果として彼女を悲しませなかったがオレを悲しませた。人生においていくつかの決断が迫られる場合があるが、時々は1回しかないのかも。そのタイミングを逸するとそのチャンスは儚く消える、永遠に(It wasn't nobility. That's only what I told myself. We have all the time in the world. It was that I knew something was about to be takenfrom us …leaving in its place something we didn't know)」
Which didn't make her sad…but it did me.You only get a couple of moments that determine your life. Sometimes only one.And it's gone.Forever )」
何をおっしゃるジュード・ロウさん。
彼女としなかったことに後悔している以外に何があるのだ。
本当にバカバカしい。
それは、知らぬこととは言え、実の父親のように世話になっていた判事を自殺に追い込んで、何と初めて目が覚めたというから驚き桃の木山椒の木。
「いろいろトラウマ、もしくは危機を乗り越えて、ショックが納まり神経がピクピクするのを止めた後、物事の新たな展開にも落ち着いて対応できる。これ以上の変化がないと感じられるからだ。そうして、一歩下がって全体をじっくりと見ることができ、最後に理解できる。しかし、それでもすべてに今ではもう遅すぎる。順応するのが精一杯だからである。それだけしかできない。することも言うことも何も残ってはいない。神の存在さえも空しく思う以外、何もできない。終わりである。自分の過ちに気づくこともなく…(After any great traumaor crisis…after the shock subsides and the nerves stop twitching…you settle down to the new condition of things…because you know that all posibility of any more enough to take in the whole picture. But it's too late now to do anything but accommodate yourself to it.And that's it.There's nothing left to do or say except that God and nothing have a lot
in common. The end.What you don't know is that you're wrong)」
メイルはジュード・ロウに対して、本当にそうなのだろうかと言わざるを得ない。
人間は、気づいた時から、すべてが始まるからである。
メイルは、これから、これからが真の人生なのかもとつくづく感じてもいる。

☆介護の重要ポイント-34

両親を介護する場合、高齢になった時、母親が「親密な話相手」を求めるのに対し、父親は「空気のような存在」を求めるということを忘れてはダメ。
思った以上に、できることなら、別々に暮らしていたいと考えているからである。
これは、メイルも実際に介護して、知ったことである。
両親のように恋愛結婚しているのだから、と勝手に思い込んでいたことが最初は裏目に出た。
夫婦のことは、ペットの犬でもわからないのだから…。
どちらにしても、死ぬことはいくつになっても、大変な行為なのである。
このことを理解していないと、介護に間違いなく失敗する。
どんな状態になろうと、最後の最後まで、個人であることに変わりがない。
その意思をどこまで尊重できるかは、大切である。
統計的に、男の方は、一番リラックスできるパートナーを90%配偶者と思い込んでいるが、女の方は、そう思っているのは79%なのである。
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介護を超えて、悔悟のままに、「ジュード・ロウ」のごとく-4!

 
メイルは、両親の介護から解放され、自分の介護への懸念を胸に、まさにゼロから再スタートをせざるを得ない状況になっている。
実際問題として、それは簡単ではない。
それはそうである。20年近く自分色に染め上げた会社で、自分のリズムで仕事をしていたのだから、
もう一度人に仕えるのに変わらないカタチで仕事をするのは、忍従の一言しかない。
それに、今なお、天国への100マイルでも取り上げられた亀田病院に両親を入居させられなかった悔悟を、「もしそうしてあげられれば…」という無念を引きずっているので、気分は優れない。
こういう考え方自体が、問題かもと自省してもいるのだが…。

どうやら、これは「オール・ザ・キングスメン」のジュード・ロウと同じに、青春時代のトラウマが原因なのかも知れない。
ただし、そのカタチは、ジュード・ロウのケースとは真逆だった。
無知蒙昧な少年でしかなかったメイルは、彼女の求めるままに関係を作り、子どもまで作ってしまった。そして、その彼女から、「アナタの子どもが産みたいの。だから、結婚するの。アナタは自分の探すものを求めて生きていて、そして私の生きている限り、死なないで」と一方的に通告して、メイルの前から、忽然と消えたのである。
以来、メイルの心の底に、わけのわからない重い何かがタラタラと沈澱したままなのである。
もしかしたら、それはいつのまにか固体のように硬くなって、微動だにしなくなってしまっているのかも知れない。
それに反し、ジュード・ロウはもっと純粋で、ある意味、メイルよりも辛辣だった。
いつまで経っても、彼女の幻影から離れられないのである。
もっとも、メイルも、ジュード・ロウも、どこまでもSugar boy(甘ちゃん)で、egg man(煮え切らない男)であることに変わりはないが…。
ともあれ、青春時代の初恋の思い出をイヤというほど引きずっている。
「彼女はあれほど愛した最初の女性で、最後の女性であろう。だから、今も心の中で彼女への思いを抱いていて、信じ続け、いつかもう一度あのようになるのでは思っている。何の確証もないのに…教会ではそのような気持ちを信仰と呼ぶから、オレもこの感情をそう呼ぶ(She was the first one you loved like that.And the last,it turns out.So hold on to her pictures in your mind,year after year in the belief that someday it'll be like that again , even though you have no evidence.In church,they call this faith.So that's what I'll call it)」
さすがのメイルも、ジュード・ロウのここまでの女々しさには閉口させられた。
これも、その時の対応と宗教心の問題なのかも知れないが…。
それは、その彼女と再会し、語り合う時にも表れる。
「壊さないで(Don't ruin it )」
「何を?この瞬間?あるいは心地よくて美しかった昔あった時間?快適で美しかったと思う(What?Don't ruin this?Or that fine ,beauiful time we all had have once? You sure that's what it was )?」
「ええ(Yes)」
「だったら、どうしてこんなふうになってしまったんだい(Then why did it turn into this time)?」
驚いたことに十分傷ついてるはずの彼女をジュード・ロウは責めるのである。メイルは情けなくてみっともなくて、裏切られた気分になった。
案の定、平気で続ける。
「オレはこんなに酒に溺れている。これが快適で美しかった日々の続きなのか(With me drinking myself to death.This time came from that time)」
彼女は呆れて帰ろうと言う。
そして、
「火は自然に消える(The fire can burn)」と言ったのを捉えて、恨みを言う。
「その日はくる。すべては崩れ落ちる(Cave in on itself.Everything)」
ついに、メイルは、自分のことを棚に上げ、「女の腐ったような男だ」とジュード・ロウを嘲笑していた。
しかし、誰もが本当はそんな過去を引きずって生きているのかもと思った。
もういい加減、介護の悔悟を忘れなくてはと思うメイルだった。

☆介護の重要ポイント-33

結局、介護とは何?と尋ねられたら、メイルは、被介護者の代わりに、人間の尊厳を守るために他人と関わることと答える。
人は、人生のいかなる時でも、一人では生きられない。
たとえ自分の意のままに話すことも動くことも食べることもできなくなっても、コミュニケーションなしではいられないからである。
それゆえ、被介護者の人格を考慮した環境、介護福祉士を見つけなければならない。
そのためにも、被介護者の家族は、思いやりとマナーと労を惜しんでは絶対にいけない。
極論すれば、介護を通して繋がったり、広がったりする関係に、新たな人間として生きる喜びさえ見つけられる。
それは、間違いなく人生で初めての感動でもある。
 
 
 
 
 
 
プロフィール
 

介護人 メイル・GIVEソン

Author:介護人 メイル・GIVEソン

介護なんて、「する側」も「される側」も現実であってほしくないと毎日願って過ごしている。
ある日突然、前ぶれもなく目の前にそれが現れた…。

東仙坊の、介護用ハンドルネーム「メイル・GIVEソン」が、好きな映画と対照して、お届けする介護ブログ。
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